[1]会議室使用状況センサーの自作 〜IoT人感センサーの製作〜

電子工作
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会社のアシスタントから、次のお客様が来られるのに前の会議が終わっていない!、会議が終わった会議室のお片づけをするのに何度も会議室の状況を確認するため自席と会議室を往復するのは非常に無駄だ!と相談を受け、「じゃあ会議室の使用状況をWebで確認できるようにしよう!」と言うことになった。

1. 会議室使用状況センサーの実装構想

目標は、会議室に自作したIoT人感センサーを設置して、センサー状態を会社のスケジューラーであるサイボウズに表示させる。

実現方法としては以下のように考えて作ります。
1. マイコンと人感センサーを使って電子工作(IoTデバイス製作)←今回はこちらの話
2. センサーデータの保管先IoTサーバのセットアップ
3. IoTデバイスのプログラミング
4. JavaScriptで簡単なページを作成して、IoTサーバの情報を取得し表示
5. サイボウズガルーンに設定

2. マイコンと人感センサーを使って電子工作

安くてコンパクトなモノにしたく、マイコンは500円程度でWiFi付きのESP-WROOM-02(通称ESP8266)を選択。
センサーは秋月で見つけたPanasonic製焦電型赤外線センサーEKMC1603111を採用。
起動確認とセンサー感知用としてマルツで見つけた三色LED(LLED-TR501-A)を使う。原因はまだわからないがESP8266がうまく起動しないこともあってWiFi接続時に点滅させるようにした。また、起動後は空室時グリーン、入室時ブルーを点灯させるようにしている。

ESP8266ってどんなマイコンなの?はこちらのサイトの説明がわかりやすい。

滴了庵日録「ESP8266をArduinoとして使う」

3. 部品一覧

今回使うパーツは以下の通り。

モジュール 部品名 型番等 購入先
マイコン部 マイコン ESP-WROOM-02 1 秋月
  基板 ESP-WROOM-02ピッチ変換用基板フル 1 千石
  抵抗 10KΩ 4 秋月
    75Ω 1 秋月
  LED LLED-TR501-A 1 マルツ
センサー部 Sensor EKMC1603111(W)/EKMC1603112(B) 1 秋月
  IC LMC555 1 秋月
  ICソケット 8Pin 1 秋月
  抵抗 100Ω 1 秋月
    51KΩ 1 秋月
    100KΩ 2 秋月
    1MΩ 1 秋月
  トランジスタ 2SC1815Y 2 秋月
  コンデンサー 47μF 1 秋月
電源部 DC-DCコンバータ LXDC55-33(降圧3.3V) 1 秋月
  ヒートシンク 放熱器 15x25x11 1 秋月
  コンデンサー 1mF 1 秋月
その他 基板 ユニバーサル基板 1 秋月
  ヘッダーピン ESP、JP用 1 マルツ
  ヘッダーソケット ESP、JP2用 1 マルツ
  コネクタ 3ピン 2 マルツ
    2ピン 1 マルツ
  シリアル通信 FT-232RQ 1 秋月
  ケース タカチ TW5-3-10 または SW75 1 マルツ
  電源 適当な5V充電器と充電ケーブル 1 余材
  ジャンパーピン ジャンパーピン 1 マルツ

4. 配線図

人感センサーは、IO14ピンに接続。
センサー感知時はIO5ピン、人がいない時はIO4ピンをオンにしてセンサー感知用のパイロットランプを点灯させます。

LXDC55−33のC2は検証時にセンサーの反応が良くなかったので、安定のために手元にあった1000μF追加しています。

回路図

5. 基板実装イメージ

基板実装イメージ

センサーとパイロットLEDは、基板実装せず、直接ケースに取り付けました。

6. 続きは第2部

今回の工作部分についてはここまで。次回は「センサーデータの保管先IoTサーバのセットアップ」で記載していきます。

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