ESP-WROOM-02(以下ESP8266)の色々な工作の中で、テスト段階でブレッドボードに部品を取り付け、ワイヤリングしたりファームウェアの書き込みや動作チェックを行うのは、結構めんどくさい。
ということで、試作や本番スケッチの書き込み、Sirial出力での動作チェック用として、専用基板を作ることにしました。まあ、いわゆる開発ボードですね。
今回ESP8266の両サイドにあるヘッダーソケットにジャンパーワイヤを取り付け、ブレッドボードに渡せるようにしています。
また、他にも消費電力も確認できるように電源部にテスター接続するためのジャンパーピンを設けました。
現在作成中の「会議室使用状況をセンサーで確認する」でも10台作成していくことになりますので、役に立つはず!
※ 回路の設計ミスを発見しましたので、修正しました。(2019/8/13)
1. 部品一覧
モジュール | 部品名 | 型番等 | 数 | 購入先 |
---|---|---|---|---|
マイコン部 | 抵抗 | 10Kom | 4 | 秋月 |
ヘッダーソケット | 8pin(ESP用、ブレッド用) | 4 | マルツ | |
電源部 | DC-DCコンバータ | LXDC55-33(降圧3.3V) | 1 | 秋月 |
コンデンサー | 1mF | 1 | 秋月 | |
USBコネクタ | MiniUSB メス | 1 | あり物 | |
へッダーピン | 3pin(LXDC55用) | 1 | マルツ | |
へッダーピン | 2pin(Ampチェック用) | 1 | マルツ | |
ジャンパーピン | 2pin(Ampチェック用) | 1 | マルツ | |
通信部 | シリアル変換器 | FT-232RQ | 1 | 秋月 |
へッダーピン | 6pin | 1 | マルツ | |
スイッチ | スライドスイッチ | 起動モード切替用 | 1 | マルツ |
プッシュスイッチ | リセット用 | 1 | あり物 | |
その他 | 基板 | ユニバーサル基板 | 1 | 秋月 |
2. 回路図
3. 基板実装イメージ
いつもながら思うのだけど、基板実装では部品の取付け位置と配線には気を使ってしまいますね。
素人ながら「VCC側の配線はできるだけ短く」をモットウにレイアウトしていますが、「使いやすさ」と「美しさ」も考慮するとレイアウトだけでものすごく時間がかかってしまっています。(まだまだ経験値が必要?)
電源のMiniUSBコネクタ下にあるAmpChkのジャンパーピンに電流テスターなどに接続すると、消費電流が計測できるようになります。計測しないときは常時ジャンパーのショートピンを取り付けておきます。
4. 完成写真
ヘッダーソケット内側にESP8266を取り付けて使用します。
スケッチの書き込みを行う場合、スライドスイッチをPG(プログラミングモード)にしてから、USBに電源を入れることにより書き込みモードになります。
実際に使用する時は、思わぬところで基板裏の配線がショートしないよう、裏面だけアクリル板を取り付けて使用しています。
さてIoTサーバの準備もできたことだし、これを使って次回はESP8266へのスケッチを書く編に行きたいと思います。
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