以前誤ってAmazonで大量購入してしまった自己点滅LEDを使って、クリスマスツリー用のイルミネーションを製作してみました。
1. はじめに
以前犬のお散歩用に製作した、LED点滅のペンダントライトを作るのに購入ものが大量に余っていたので、せっかくなのでクリスマスツリー用のイルミネーションを製作してみました。
ツリーが120cmほどで20球くらいの2mくらいあれば良いのですが、程よいものがなく在庫処理のために製作しました。
2. 回路製作
手元に5V定格のACアダプタがあるんですが、なぜか6V出ているのでこれに合わせて回路設計しました。
LEDは2個直列を並列で繋ぎ合わせていく予定でしたが、ブレッドボードで誤って結線したものがかなりいい感じになったので、これをもとに下図のような回路にしてみました。
LEDの球は、袋からバサッと出したら22個出てきたので、22個にしています。笑
この回路からどう結線していくか少し混乱しましたが、意外に単純です。
下図の青線にあたるところが中点の接続になりますが、LED1-2間はプラス、LED2-3間はマイナスといった具合で交互になります。
この配線で一番いいことは、通常直列した1個が故障するとその列は全滅してしまいますが、この結線の場合は、故障したLEDだけが死亡(消灯)してくれることです。
LED間を10cm、並列繋ぎは20cmとして、これでLEDの全長は2.1m。
3. 製作
LEDの結線は上記の通りで、実際には電源ーLED間にはスイッチが欲しいので、DCジャック/プラグを使ってスイッチボックスを用意。
スイッチボックスは、ツリーの足元にインシュロックで固定することを想定しているので、DCジャックを両端に付けて、ツリーを片付ける時にはケーブル類が邪魔にならないようにしてみました。
肝心のLEDの方ですが、やっぱり結線は苦労します。
渡りの線はLEDにつける前に線を捻り一本化して、LEDにハンダ付けした方が良いです。半分くらいやってから気がつきました。
あと、配線は緑一色にしたばっかりに線を編み込むとどっちがどっちか分からなくなるので、切り端にマイナスマークだけしておけば良いです。
一番大事なのは、ショートしないようにLEDの足ごとに熱収縮チューブを入れること。
2時間近くかけて完成です。
ちょっとしたアイデアですが、DCプラグのケーブル出口は、圧着端子のキャップを活用してみました。ケーブルが細くてプラグ部分がブカブカになることもないし、何よりケーブル損傷を防げます。
部品一覧
原価計算すると意外とかかってしまいましたね。
秋月にゆっくり買いに行くのも選ぶ時間なかったので、仕方がないのですが。
# | 部品名 | 価格 | 購入先 |
1 | 自己点滅LED50個セット | 700円 | Amazon |
2 | ケーブル 10m | 460円 | マルツ |
3 | DCジャック (2個) | 164円 | マルツ |
4 | DCプラグ (2個) | 162円 | マルツ |
5 | 圧着端子カバー TIC2 | 103円 | マルツ |
6 | ロッカースイッチ | 70円 | マルツ |
7 | ケース SW-40 | ? | 在庫 |
8 | ACアダプタ 6V | ? | 在庫 |
4. 点灯式
実際にツリーに取り付けて動画撮影してみましたのでご覧ください。
自己点滅LEDは、連結すると点滅同期が難しいと言われますが、クリスマスツリーは同期しなくても酔うので、上手いことバラバラに点滅してくれています。
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