WordPressブログのドメイン変更及びサーバ変更メモ

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久しぶりの更新です。昨年の11月より仕事でも時短をとって育児に励んでいる日々ですので、しばらく更新が滞っておりました。毎日合計しても1時間ほどしか自分の時間が持てない日々ですが、楽しく育児パパを演じています。エクスキューズはこれくらいにして本日のお題。


このブログを始めて約2年、これまで制作したモノなどを記事化しているので投稿数は少ないですが、https化した方が良いとか、20年近く放置していた自分のドメインを再利用したい、スターサーバフリーの2ヶ月更新がメンドクサイなどなどの理由から、今年から独自ドメインでの運用に切り替えました。

今回はドメインレジストラーの移管とWordpressのサーバ移管についてメモ代わりとして残しておきたいと思います。

1. ドメインレジストラーとレンタルサーバの選定

選定条件は、安価、Whois情報代理公開、簡単WPインストールが出来ること。

候補先として探ってみたサイト

そんなこんなで探していたら、現在使っているネットオウルにスタードメイン契約するだけで、サーバは無料と言う誘惑に負けて、このサービスにする事にしました。 もちろん上の3条件はクリアしてます。

2. ドメインレジストラーの移管

20年近く前にNetwork Solutionsで取得したこのドメイン。一昨年お名前.comに移管した経験があり、ドメイン移管は非常に簡単でおおよそ5Stepで終わります。

  1. 現在登録中のDNSレコードを控えておく
  2. スタードメインにユーザ登録する
  3. スタードメインからドメイン移管申請を行う
  4. 2-5日くらいにお名前.comからドメイン移管確認メールが来るので承認する
  5. スタードメインから移管完了のメールが来たら、控えていたDNSレコードを登録する

今回、自分はDNSレコードの保管を忘れていましたが。

3. WordPressサーバの移管

今回の話はこっちがメインです。

スターサーバフリーからスタードメインの無料サーバはワンクリックでと思っていましたが、そうは問屋は卸さないようです。 今回はドメインも変わりますので、Wordpressの置き換えだけでなく、コンテンツ内のサーバURLや画像の置き換えが必要で、本当に沢山あって面倒でした。 大まかな設定は以下の通り。

  1. スタードメインから無料サーバの有効化
  2. 無料サーバから設定で簡単Wordpressのインストール(DB作成も自動で作成されます)
  3. 旧サーバからWordpressのファイルとSQL DBのバックアップ
  4. 新サーバへ各バックアップファイルをアップロード
  5. 新環境Wordpressの設定からサーバURLの変更

4番目のファイルアップロード手順がキモです。

今回、1から2番目は難しく無いので説明は省きます。

【ネットオウル取り扱いサービス(StarServer, StarDomain, SSL BOX)】

3. 旧サーバからの各ファイルのバックアップ

スターサーバフリーのサーバから、WordpressのコンテンツファイルとSQLのデータベースをバックアップします。

3-1. WordPressファイルのバックアップ

スターサーバフリーは、Wordpressが一つしかインストールできないので、ディレクトリー構造は単純です。FTPソフトなどでサーバに接続し、public_html配下のディレクトリーを全てダウンロードします。

また、Wordpressには直接ディレクトリーにアクセスできる「File Manager」と呼ばれるプラグインがあり、今回はこちらの操作方法について記述していきたいと思います。

  1. WordPressのプラグインから、[新規追加]→キーワードに「File Manager」で検索しインストールします。
  2. WordPressの左画面に「WP File Manager」からアクセスできます。
  3. 「public_html」内のどれかファイルを選択し、「Ctrl+A」で全選択し、右クリック
  4. 「Create Archive」→「ZIP Archive」→適当な名前をつけて保存
  5. 作成されたZIPファイルをダウンロードして完了です。
全WordpressファイルのZIP化
4. ZIPファイルの作成
ZIPファイルのダウンロード
5. ZIPファイルのダウンロード

3-2. SQLデータベースのバックアップ

スターサーバフリーのサーバ管理ツールにログインし、「データベースのバックアップ」から行います。

あとでSQL内をテキスト編集するので、「圧縮なし」を選択し、エクスポートします。

SQLデータベースのバックアップ

3-3. SQLデータベースファイルの加工(やらない)

ここで旧環境ドメインを新環境ドメインに変更しておきたいと思いましたが、データ項目内の文字数もカウントして保存しているようで、変更箇所が2000箇所もあることから断念しました。

4. 新サーバへ各バックアップファイルをアップロード

ここから新環境で作業を行います。

まず、新環境から念のためSQLをバックアップしておきます。

バックアップは、新サーバのphpMyAdminからWordpress用のデータベース全体とWP_usersのテーブルを保存しておきます。

4-1. SQLバックアップ – WordPressDB

phpMyAdminの左ペインにあるツリーからWordpressのDBルートを選択し、[エクスポート]を選択します。「エクスポート方法」は、「詳細」で取得します。

WordpressのDBをエクスポート
WordPressのDBをエクスポート

4-2. SQLバックアップ – DBのアクセスアカウント情報のバックアップ

旧環境のDBアカウントと新環境のDBアカウントが異なるため、後で上書きインポートするために新環境のDBアカウントをバックアップしておきます。こちらもエクスポート方法は、「詳細」で取得しておきます。

DBアクセスアカウントのバックアップ
4-3DBアクセスアカウントのバックアップ

4-3. SQLデータのインポート

旧環境からバックアップしたSQLの全DBファイルを新環境のSQL DBにインポートします。

旧環境のSQLデータをインポート
旧環境のSQLデータをインポート

次に新環境からバックアップしたWP_Usersのテーブルをインポートします。これにより新環境で作成したSQLのDBアカウントでログインできるようになります。

新環境でバックアップしたWP_Usersテーブルをインポート

4-4. WordPressのインポート

インポート作業の最後にWordpressのデータをインポートします。この作業でWordpressの環境設定やテーマ、プラグインを元に戻します。

インポートするファイルは、全てではなくwp-content内の以下のフォルダをFTPツールでアップロードします。

  • plugins
  • themes
  • uploads

5. 新環境Wordpressの設定からサーバURLの変更

アップロード後、Wordpressの管理画面に入り、設定→一般から「Wordpressアドレス」と「サイトアドレス」を変更

この後は、各テーマの環境設定を新しいドメインURLへ変更、各投稿内に含まれる内部リンクの変更、検索エンジンへの新しいsitemapの送信、旧環境にて新サイトへのリダイレクト設定、Google AnalyticsやGoogle Consoleの新サイトへの変更を行なって完了となります。

まとめ

今回は専用ツールなしでサーバ移管を実施してみました。投稿数は少ないおかげで気合で乗り越えましたが、多い場合はもっとちゃんとしたツールが必要だなと感じました。

こういうやり方もあるんだなと知って貰えば良いかと思います。

※最後は雑になってしまってすみません。

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