システム管理者向け?いや本来はPR部門向けのネタを一つ紹介。
以前、勤め先の会社で事件沙汰が起きてWikipedia にあらぬ事を書き込まれ、風評被害を受けました。
当時は毎日サイトを確認して更新チェックをして問題ある書き込みがあれば消すという対策の日々です。
そもそも毎日書き込みがされているわけではないので空振りに終わる日も多いのですが、このルーチンワークをもっと楽にするため、サイト更新を自動でチェックし、メールでお知らせする仕組みを作ってみました。
現在もウェブチェッカーが稼働中で有効利用できているので、ご紹介したいと思います。
1. ウェブチェッカーとは
ウェブチェッカーというサービスは、無料でウェブサイトの更新を定期的にチェックして、メールでお知らせしてくれるサービスです。
有料版では、チェック間隔を短くしたり、サーバの死活監視が行えるオプションも用意されています。
無料版では、3つのサイトまで1時間ごとのサイト更新チェックを行うことができます。
サービスプランは無料版を合わせて5つあり、確認できるところで年間11,000円でそれ以上は別途お見積もりというところ。
それぞれのプランには、年間1,100円プラスすると最短10分からチェックを行えるオプションプランがあります。
詳しいサービスプラン:https://r.webchecker.biz/plan.html
2. 設定方法
利用するにはまずアカウント登録する必要があります。新規登録を行うと仮登録メールが届くので、本登録を行えば登録完了です。
以下実際にサイト登録してみたいと思います。
今回はテストでWikiPediaからNHKのページ更新をチェックする設定を行ってみます。
まず、WikipediaのNHKページを開き、URLを取得しておきます。
ウェブチェッカーにログインし、[新規登録]ボタンを押します。
入力欄に以下の情報を入力していきます。
- URL(WikipediaのNHKページURL)
- チェック間隔(1/2/3/6/12時間/1/2/3/7/14/30日の設定が可能)
- チェック時間帯
- 範囲指定開始(任意)
- 終了テキスト(任意)
- 文字エンコーディング(サイトのエンコーディングに合わせる)
- メールタイトル(任意:件名に付きます)
「範囲指定開始」と「終了テキスト」は、ページ内の更新箇所を指定することができます。HTMLのタグで範囲を決めます。
今回、WikipediaはNHK情報以外にも周りに表示されている情報がよく変更されているので本文に限定して指定しています。
入力が終わると[URLチェック]ボタンを押し、レスポンスコード200と表示されれば正常に取得ができている状態ですので、[追加]ボタンを押して登録完了させます。
3. 更新のメール通知
ページ編集が行われると以下のようなメールが届きます。
流石にどこが変更されたかまではわかりませんが、Wikipediaの場合は、更新履歴があるのでそこから変更箇所が確認できます。
それ以外では、じっくり内容を見ていくしかないですかね。
4. まとめ
とても簡単な設定ですよね。
仕事的には、自社サイトの改ざんチェックや競合他社のプレス情報更新などにも使えますし、
個人的には、アーティストサイトの情報更新サイトのチェック、お気に入りのサイトの更新情報確認ができると思います。
また最近ではコロナウィルスの情報収集として、市町村で公開されている感染者情報サイトの更新確認にも役立てるかもしれませんね。
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