MacBook 2016はどのくらい早くなったの?スペックでは分からない点を比較してみました。

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今更ですが、Appleは、2016年4月19日に突如、新型のMacBookを発売した。

今回の新型モデルでは、CPUに第6世代Intel core m25%性能が向上したGPUやRAMの強化さらに長くなったバッテリー駆動時間、そして本体カラー:ローズゴールドモデルの追加などが特徴。

これまで幾つかのサイトで性能比較をしているが、スペック表比較やベンチマークテストでの比較をしているところが多々あるのだが、実際このアプリケーションを動かした時どうなのよ?と思う人はたくさんいるのではないかと思う。

2015年からの新しいMacBookシリーズは、ファンレスにより本体の薄さと軽量が実現された。一方、このファンレス化によりCPU温度が上昇すると自動で処理速度を落としてしまい、処理量の多いプログラムを何分も実行すると操作性に犠牲が発生する。

無論、映像制作や画像編集をこのMacBookで動かすことを誰も期待してはいないが、どこまでのアプリケーションが実用に耐えうるのか、今回検証を行ってみようと思う。


<検証MacBook>

  • MacBook 2015 (Core M 1.3GHz, SSD256GB)
  • MacBook 2016 (Core m7 1.3GHz, SSD256GB)

<検証ソフトウェア>

  • Word
  • Excel
  • xcode
  • NetBeans
  • Handbrake

が、しかし!問題が発生。ほとんどスピードに差がないのだ。

検証ソフトウェア全てにおいて立ち上がり、動作は、ほぼ同時。ただ、3点を除いては。。。

■3点の違い

今回の検証では、CPU動作を確認するため「Intel(R) Power Gadget」を使い様子を見ていたら、以下3点の差を発見した。
1)CPU温度
2015は起動中、常に55度前後を推移。高負荷をかけると98度近く上昇するのだが、そこまで行くと一旦電力を落とし80度台に落ち、80度から98度を行き来する。処理が終わると緩やかにまた55度付近へ低下していく。

それに対して2016は起動中37度付近を推移。高負荷では90度近くを推移し、電力を微調整しながら電力供給と温度を一定に保ち動作している。処理が終わると一気に37度付近に下がっており、排熱処理が優れているように思われる。

2)HandBrakeでの変換速度

MBの動画を変換してみた。約25%高速されている。これは他のブログでも言われているGPUやRAMの25%と同じようにCPUでも25%の高速化がされている結果となった。

2015:6分44秒

2016:5分

3)NetBeansの動作

起動、コード入力はあまり変わらない。
ただし2015の場合、他のプログラムを起動していると動作がガタつく一方、2016では余り変化が見られず一定の動きを見せる。
ただCPUに負荷をかけるHandbrakeなどで変換作業を同時に行うとそちらを優先されるのかNetBeansは固まる。

■結論
以上3点の確認から、

  • ドキュメント作成やコーディングなどのプログラムでの利用に関しては、問題なく使える。
  • CPUはそれなりの性能なので高負荷のプログラムには向かない

と、確認前から想定範囲内の結果でした。

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